現在の「憩いの広場」。市役所建て替え中は代替駐車場に、完成後は新たな広場に生まれ変わる=唐津市西城内

1965年当時の「憩いの広場」(唐津市役所提供)

 唐津市西城内の市役所本庁舎敷地内にある「憩いの広場」が、市役所の現地建て替え工事のため、解体される。現庁舎完成の2年後の1964(昭和39)年に造られ、半世紀の間、市民に親しまれてきた。13日午前10時から本庁舎玄関ロビーで閉園式が開かれる。

 小さな石碑が広場内にあり、「市民憩いの庭 設計エドワード・A・ウィリアムス」と刻まれている。著名な米国の造園家が唐津を訪れた際、石垣に囲まれた新庁舎を見て、庭の設計に関心を持ったという。唐津市史によると「広場の中に台地と池を配し、唐津の特徴である”山と海”を表現」「日本で初めての外人設計家による庭園」との記述がある。現在は二つの池の一つが埋められるなど設計当時から姿を変えている。

 新庁舎が現在の議会棟と駐車場のスペースに建つため、約60台分の代替駐車場として使用する。広場内には保利茂氏の衆院議長就任祝いで植えたモチの木など記念樹があり、玄関前の「左近の桜」「右近の橘(たちばな)」などと一緒に植え直す。

 市新庁舎建設室は工事終了後について「形を変えて、にぎわいのある広場にしたい」と話している。敷地南東側の角にあるやぐらの公衆トイレは、建物はそのまま残す方向で検討している。

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