個性あふれる作品が並ぶ「第24回佐賀県女流書展」=佐賀市の佐賀玉屋

 新春恒例の第24回佐賀県女流書展が10日、佐賀市の佐賀玉屋本館で始まった。県書作家協会の女性正会員109人が流派を超え、余白や墨の濃淡を生かした華やかな書を展示している。書の奥深さや会員の個性を堪能できる展観となっている。15日まで。

 展示作品は、漢字、かな、篆刻(てんこく)、墨象、少字数、調和体の6部門。漢詩や漢書を扱った力強さを感じさせる漢字や、万葉集や古今和歌集の流麗なかな作品など趣のある書が並ぶ。今年の干支(えと)である「戌(いぬ)」を刻んだ篆刻など、新春に合わせた題材からの作品も多く、新年に向けた会員の思いや意気込みが伝わる。着物を用いた表装や、文様などが入った色とりどりの加工紙に筆を走らせた作品も見られ、書の見せ方にも趣向を凝らしている。

 姉妹で訪れた神埼市の60代の主婦は「華やかな書に、新春の季節感がにじみとても味わい深い」と笑みを浮かべていた。山口祥義知事も鑑賞に訪れ、熱心に見入っていた。

 会場には、山口流芳さん、山口耕雲さん、山田博道さんの男性書家3人が賛助出品している。また、出展作家の色紙が抽選で当たるコーナーも設置している。

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