食品コーナーで福袋やセール品を購入する買い物客=2日、佐賀市の佐賀玉屋

 元日から3日までの売り上げが前年に比べ4%ほど上回ったイオン佐賀大和店(佐賀市)。食品の詰め合わせは初日でほぼ完売し、人気温泉宿の宿泊券とイルカウオッチングなどの利用券をセットにした福袋も好調だった。

 値頃感がある衣料品の福袋の人気も根強いが、「必要以上にものを持たず、体験などで暮らしをより豊かにしたいという消費者の心理が顕著になっている」と同店。今年は長期の休みが取りにくく、帰省先の実家で過ごす人も多かったとみられ、オードブルやすしの売り上げも伸びた。

 2日から営業を始めた同市の佐賀玉屋では、人気ブランド衣料の福袋が紳士、婦人服ともに開店直後に売り切れた。衣料品は近年、インターネット通販にも押されて苦戦が続いており、担当者は「出足は順調。勢いをつなげたい」と話す。3日までの来店客数も、人気写真家の作品展で集客を図った前年を上回った。

 元日の開店前に約4千人の列ができたゆめタウン佐賀(同市)は、16年秋の増床で売り上げ、来店客数が2桁の伸び率となった前年をさらに上回り、好調を維持した。

 専門店を含め、過去最多の3万個を準備した福袋は初日に9割が売れ、中でも菓子や調味料など食品の詰め合わせが数字を押し上げた。「中身の割に価格が抑えられ、手土産として買っていく客も多かった」といい、テナントの飲食店も家族連れでにぎわった。

 モラージュ佐賀(同市)は映画館の集客が伸びず、売り上げ、来店客数ともに前年並み。用意した福袋5千個は3日までに完売したものの、「本当に欲しいものを吟味して購入する客も多かった」とし、個人消費の動向を慎重に見極める。

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