多久市議会(山本茂雄議長)は9日、現定数16から1減らす議員定数案を発表した。3月定例議会で改正条例案を議員発議で提出し、可決する見通し。2019年4月の市議選から定数15になる。議員報酬の引き上げは見送った。昨年、2度にわたり定数2減を提案していた市区長会(野田義雄会長)は「2年前の答申案通りの削減幅。昨年、6会場で開いた住民との意見交換会の意味は何だったのか」と反発している。

 市議会は昨年12月に全議員が参加した協議会を5回開き、定数是正は「1減案」と「2減案」に絞り込み、9対7の多数決で削減幅を決めた。山本議長は「削減しすぎると、地域によって候補者を出しづらい状況に陥るとの意見が強かった」と説明している。

 政務活動費の導入は、全国で不正使用問題が発生し、市民の理解を得るのは時期尚早として改選後に検討し、交通費に当たる費用弁償は現行通りとした。

 16年末に特別委がまとめた答申案では、定数1減に伴い月1万5千円増額する議員報酬案を提示していた。山本議長は「増額は報酬審議会で諮られるべき事案で、今回の協議では一切触れていない」と述べた。

 区長会の野田会長は「市民の思いとは懸け離れた結果」と批判し、近く区長会の会合を開き、今回の定数案の詳細な説明を求めるべきかどうか話し合うという。

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