柚子やカボスは冬の食卓に欠かせない食材

菊芋の柚子胡椒あえ 

 雪の便りを聞きながら、今日の献立を考える季節になくてはならないのが常備食。秋の終わりから食卓に上る菊芋の柚子胡椒(ゆずごしょう)あえもその一つです。

 菊芋に含まれるイヌリンは水溶性食物繊維。天然のインスリンとも呼ばれる血糖値を下げる効果のある成分です。菊芋と言われるように菊に似た黄色の花を咲かせますが、イモの仲間ではなくゴボウと同じキク科に属しています。

 秋の終わりから準備する柚子胡椒は、毎年ご近所から分けていただいた柚子と赤唐辛子と青唐辛子で作る自家製です。赤と青とでは風味が異なり、納豆や菊芋には赤、鍋物の薬味には青と好みで使い分けています。柚子の皮と唐辛子は包丁で荒みじんにまな板の上で刻み、すり鉢に入れて擦って塩を加えて完成です。目分量で作るので、作った年の数だけ味も香りも違います。

 鍋物だけでなく焼きギョーザや刺身の薬味にも大活躍の柚子胡椒。柚子の皮はマーマレードにして果汁と一緒に熱いお湯で柚子茶に。寒い夜には、お風呂に丸ごと入れて柚子風呂に。柚子にはビタミンCやミネラルが豊富に含まれていて、血中のコレステロール値を改善するといわれています。香りの成分にはリラックス効果と血液の循環を促進する効果もあります。お風呂に入れると皮に含まれている保湿成分と新陳代謝を活発にする成分が体を温めて免疫力を高め、風邪の予防効果も期待できます。

 我が家にとって冬の生活に欠かせない菊芋と柚子。干し柿と並んで地産地消のエコでサステナブルな手作りの常備食を前にして、つつがなく1年を過ごすことができるよう祈った年の始まりとなりました。(地域リポーター・岩田雅予=佐賀市大和町)

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