威勢のいいきねさばきで餅つき

正月を迎えるための野菜や切り花などが並んだ「四季の館」=伊万里市二里町

 くみ置きのバケツの水も厚く凍った昨年暮れの12月28日、JA伊万里農産物直売所「四季の館」(伊万里市二里町八谷搦)。いつもよりずっと早く、6時前には明かりがともりました。この日から29、30日と続く「年末お正月用品生産者直売市」の始まりです。

 しめ縄、門松、切り花、ミカン、餅、白菜・大根・カブなどの野菜。まだ暗いうちから、正月用品を軽トラックに積んだ生産者が集まります。松竹梅・南天・蝋梅・葉ボタン・菊・水仙。店頭は見る間に、切り花の鮮やかな色彩にあふれました。

 午前8時の開店を待ちかねて、お客さまがいらっしゃいます。両手いっぱいに商品を抱えてレジに並ばれるお客さま。慌ただしくも正月を迎える心の弾みがうかがえました。

 駐車場の一角でせいろの湯気が上がり、餅つきが始まりました。28日につく餅は末広がりの縁起物、威勢のいいきねさばきが披露され、集まったお客さまにつきたての餅が振る舞われます。

 寒さが緩んだ翌29日、私が昨日出した野菜は完売していました。「やっぱり大売り出しねえ」。生産者仲間と喜びあいます。

 東の空が明るくなってきました。新しい年が、お客様にも生産者にも良い年でありますように、切に願いました。(地域リポーター・中村智子=伊万里市)

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