100万部に達した「漫画 君たちはどう生きるか」は、佐賀県内でも話題を集めている。主要書店で売り上げベストテン内が続き、図書館でも貸し出し中が相次ぐ。県立図書館司書の堤加保里さんは「ブームが読書の扉を開くきっかけになれば」と期待を寄せる。

 佐賀市の明林堂書店嘉瀬町店では、年配者が「孫に読ませたい」「改めて読んでみたい」と手に取っている姿が目立ち、漫画版と新装版の2冊を同時に買っていく客も少なくないという。村上薫店長は「近所付き合いや親戚付き合いが減った現代で、本の中にあるような人間関係を懐かしむ気持ちもあるのでは」とみている。

 佐賀市立図書館では漫画版は50件以上の予約が入り、数カ月待ちの状態となっている。過去に出版された同書も合わせると6種13冊を所蔵し、全て貸し出し中。漫画版が発売される前の2016年6月にこども佐賀新聞で同書を紹介していた堤さんは「以前から教職員などを中心に評価が高かった本。大人が読んでも味わい深い良書」と流行を歓迎している。

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