北方領土返還要求運動佐賀県民会議の石倉秀郷会長(右)から最優秀賞の賞状を受け取る中野さん=佐賀市の県議会棟

 中学生が北方領土について考える作文コンクールの表彰式が5日、佐賀市の県議会棟であった。鬼塚中(唐津市)の中野蒼子さん(14)=2年=が一席の北方領土返還要求運動佐賀県民会議会長賞に選ばれた。

 中野さんは自身の曽祖父がシベリア抑留を経験したことがあると父親から聞いたことをきっかけに、同県民会議が2016年8月に北海道根室市などで開いた「北方領土研修」に参加。「憎しみからは憎しみしか生まれない」と、元島民がロシア人を家に招いて交流をしていることに感銘を受けた。

 その上で、元島民の抱える葛藤を解消するためにも、早期の解決が必要だと指摘。英国に貸し出された香港のように、一定期間他国に主権を譲渡する「租借地」や交互領有し、非軍事地帯の経済特区とすることで日露相互の利益が生まれると提言している。

 表彰式では県民会議会長の石倉秀郷県議会議長から入賞、入選者に賞状が渡された。コンクールは県民会議が主催し7回目。本年度は7校から339点の応募があった。最優秀賞は2月4日に神埼市中央公民館で開かれる県民集会で紹介される。

 他の入選・入賞者は次の通り(敬称略)

 佐賀県北方領土教育研究会会長賞(優秀賞) 井上明香(佐大附属3年)、岸川優(同)、長沼耕大(同)、江頭裕佳子(江北2年)、駄原ひかる(成章2年)▽同研究会副会長賞(入選) 垣本奈津微(北茂安3年)、鷲崎彩音(同2年)、寺崎琳(同1年)、和田智寛(国見3年)、山口桃佳(川登3年)、糸山史弥(成章2年)、中島望愛(同)

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