1回戦・清和―盛岡誠桜 第3セット、スパイクを放つ清和の上畑美璃弥=東京体育館

 バレーボールの全日本高校選手権は4日、東京体育館で開幕し男女の1回戦があった。佐賀県代表の女子・清和は盛岡誠桜(岩手)にフルセットの末、1-2で敗れ、初戦突破はならなかった。

 清和は第1セットを22-25で落としたが、第2セットは川内愛以のアタックや江藤綾香のブロックなどで得点を重ねて25-21で奪った。第3セットは終盤に猛追。川内のアタックなどで2点差まで迫ったが、あと一歩及ばなかった。

 女子はほかに、国体を制した大阪の主力を占めた金蘭会が2―0で文京学院大女(東京)を下して2回戦に進んだ。全国高校総体4強の福井工大福井は2―0で米沢中央(山形)を退けた。

 男子は初出場の水戸啓明(茨城)が2015、16年大会を2連覇した東福岡をストレートで破った。国体準優勝メンバーが多い大村工(長崎)は弘前工(青森)に2―0で快勝した。佐賀県代表の男子・佐賀商は5日、2回戦からの登場で大塚(大阪)と対戦する。

 ▽女子1回戦

盛岡誠桜(岩手)2 25―22 1清和

          21―25

          25―21

 全国の壁にまたしてもはね返された。3年連続で佐賀県大会を制し、大舞台に挑んだ女子・清和は盛岡誠桜(岩手)に1-2で惜敗。得意のレシーブとコンビバレーで終盤追い上げる意地を見せたが、勝利にはわずかに届かなかった。

 セットカウント1-1で迎えた最終第3セット。勢いに乗った相手の攻撃を止められず9連続失点を喫した。一時は6-16と10点差まで先行を許したが、チームはそこから猛追した。

 主将の小林恭子を中心に丁寧にボールをつないで持ち味のコンビバレーを発揮。速攻や時間差に加え、途中出場した1年生サウスポーの丸岡夕莉も得点を挙げて再び2点差まで迫ったが、最後は川内愛以の強打を真下にシャットアウトされて肩を落とした。

 一昨年、昨年と同じ初戦敗退となったが、「最後まで粘った選手たちにチームとしての成長を感じた」と野中健志監督。小林主将は「この経験を生かして後輩たちにはもっと強くなってほしい」と思いを託した。

■頼れる主将が真価

 快調に滑り出した金蘭会には頼れる主将がいる。先発でコートに立つ唯一の3年生、林だ。第2セット、その精神的支柱が真価を発揮した。

 序盤に身長180センチの2年生エース、西川がスパイクミスを連発。8―11と先行を許した場面で林が踏ん張った。「ここぞという場面では林さんを頼る」とセッターの中川。集中するトスを、緩急をつけた技ありのスパイクで得点していく。相手エースを封じるブロック得点も挙げて流れを奪い返した。

 林は「後輩はミスをすることもある。そこは自分がカバーしていく」と自覚十分。池条監督も「存在感が違う」と絶大な信頼を寄せる。

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