佐賀県内の商工会議所などが主催する新年の賀詞交換会が4日、県内各地で開かれた。明治維新150年を迎え、3月には幕末維新博覧会が開幕する。地域活性化や県内の景気浮揚に向けて、山口祥義知事や各市町、経済界のトップらが気持ち新たに決意を語った。

◇…佐賀市…◇

佐賀市で開かれた新年賀詞交勧会で乾杯する出席者=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 佐賀市の賀詞交歓会はホテルニューオータニ佐賀で開かれ、約600人が出席した。山口知事は「閑叟公(鍋島直正)が世界を見て物事を組み立てていたのは、今の時代に通じる」とし、「視点は世界に向けながら、ベースは佐賀県で、地域とともにありたい。佐賀県にどう貢献すべきか考える1年にしてほしい」と述べた。

 県商工会議所連合会の井田出海会長は人工知能(AI)の進歩に触れ、「企業人として変わらない心掛けを確認しながら、流行を取り入れて」と呼び掛けた。秀島敏行市長は工場団地の開発やバイオマス産業を進めていくと語った。

 

◇…唐津市…◇

昨年各分野で活躍した13人が登壇し、鏡開きと乾杯があった。乾杯の音頭は田中秀和唐津市議会議長(マイク前)=唐津市の唐津ロイヤルホテル

 唐津商工会議所の新年賀詞交換会は唐津ロイヤルホテルであり、約610人が参加した。宮島清一会頭は会場の経営者に「今、世界と日本の経済は新しい上昇局面に入っている。新商品の開発や輸出、設備投資にもっと目を向けなければならない」と積極的なビジネス展開、さらに働き方改革を求めた。昨年各分野で活躍し、今後も期待がかかる13人が登壇し、鏡割りと乾杯をした。

 

◇…鹿島市…◇

約170人が参加した鹿島市の新年賀詞交換会=鹿島市の割烹清川

 鹿島商工会議所は新年賀詞交換会を鹿島市の割烹清川で開いた。森孝一会頭は約170人を前に、都心部への流出で深刻化する人手不足などに触れ「働きやすい会社づくりと地場企業の強みのPRをさらに進め、地元志向に結び付けていきたい」と語った。

 

 

 

◇…多久市…◇

行財政関係者約170人が集まった多久市の賀詞交換会=多久市北多久町の「あいぱれっと」

 多久市の賀詞交換会は交流施設「あいぱれっと」であり、約170人が出席した。横尾俊彦市長は、開業が延期された施設「タクア」(旧ゆうらく)に触れ「昨年は課題が生じ、鋭意対応している」と説明。「変革を起こす心意気でこの一年を取り組む」と語った。来賓の山口知事は、多久出身で佐賀藩の儒学者・草場佩川や画家の池田学氏を挙げ「多久はタレントタウン。才能を結集し、佐賀の羅針盤になって」とエールを送った。

 

◇…神埼市…◇

 神埼市の年詞交歓会は中央公民館で開かれ、商工会や区長など約320人が参加、新しい1年のスタートを切った。松本茂幸市長は「戊(つちのえ)は結実を表す年。合併して12年で、市民とともに取り組んできたことが実を結んでくれる1年になり、さらに次のステップに向けての準備の年としたい」と語った。

 

◇…上峰町…◇

鏡開きで新年を祝う出席者=上峰町の吉野ヶ里温泉

 三養基郡上峰町の新年賀詞交歓会は4日、吉野ヶ里温泉で開かれ、商工会や行政関係者ら約100人が新年のスタートを祝った。武広勇平町長は、昨年から始めた中心市街地活性化や鎮西山整備などの事業を挙げ「今年は構想がまとまり、いよいよ設計に入る。飛躍の年にしたい」と力を込めた。

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