油彩画や抽象画など実力派そろいの作品を鑑賞する来場者=小城市小城町の「ゆめぷらっと小城」

 小城高美術部OBらが参加する「黄美会」のグループ展が、小城市小城町のゆめぷらっと小城で開かれている。油彩画や抽象画など、ジャンルにとらわれない作家27人の作品が並ぶ。8日まで。

 黄美会は、県内画壇の重鎮・金子剛さんが小城高在職中に美術指導を受けた生徒が中心となって構成し、四十数年前に会派の垣根を超えて結成した。同窓による芸術作品展は県内では長い歴史を誇る。

 金子さんの賛助作品「しだれ梅」(油彩)をはじめ33点を展示。日展特選受賞者や、県展の常連入選者、関西の芸術系大学の准教授らなど高校卒業してからも芸術活動に携わる実力派の作家が作品を寄せた。

 港に係留する船をテーマに描き続ける田代利夫さんの「港の風景1・2」は、黒と白を基調にした油彩画。素描のような荒々しい線を重ねることで、波に揺れる船を表現し、漁で生活の糧を得る小さな港町の緊張感を描出している。また、京都の伝統工芸の染色に挑んでいる陣内久紹さんの染額「銀花」は全体を深い藍色に染め、高度な技法で流れ星と群星を染め抜いて大銀河を表現した。

 黄美会の古川昇平会長は「どの作品も、県内外の芸術の現場で第一線に立つ作家の作品ばかり。見応えがある」と来場を呼び掛けている。

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