11月にあった佐賀名人戦挑戦者手合で、才田信之名人(手前)に挑戦する牟田有之介四段=佐賀市の旅館あけぼの

最年少で佐賀名人位に挑戦

■牟田有之介(ゆうのすけ)君(15)昭栄中3年

 中学生アマ棋士の牟田有之介(ゆうのすけ)君(15)=四段、昭栄中3年=は、昨年7月の全日本アマ将棋名人戦県大会で最年少優勝を飾った実力者だ。昨年11月には、アマ棋士の佐賀県頂点を決める第40期佐賀名人戦で、大会最年少で挑戦権を獲得した。中学の勉強や部活と練習時間が限られた中で大人たちと互角に渡り合い、佐賀県棋界を引っ張る存在へと成長が期待されている。
 昨年11月18日の第40期佐賀名人戦挑戦手合三番勝負。牟田君は永世名人の才田信之五段(佐賀市)と対局した。健闘したが、1勝2敗でタイトルを逃した。「勝てる場面があったのに悔やまれる。悪手を連発してしまった」。今も悔しさが残る。
 5歳のころ、父・征二さん(48)が将棋セットを買ってきたことがきっかけだった。小学生になると弁当を持って市立図書館に通い、大人たちに交じって指した。福岡将棋会館でも腕を磨いた。プロを目指し、小6で奨励会を受験したが、あと1勝というところで不合格。中1でも合格できずプロの道は断念した。
 将棋との向き合い方が変わり、なぜか成績は好転している。「強くなったかは分からないが、伸び伸びと指せるようになった」。勝負の世界の不思議さを感じながら、さらなる飛躍を期す。


<エール>佐賀の棋界のリーダーに

古賀一郎六段(50)
 月1回ほどのペースで牟田四段と練習で将棋を指している。終盤戦に強く、序盤、中盤が伸びればもっと強くなる。勉強、部活もがんばっていて、バランスがとれた人。佐賀県の棋界の中心として、将来はリーダーシップを取ってほしい。牟田四段の活躍がモチベーションになっている。自分がしっかり壁になりたい。

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