昨年のメダカ研究のダイジェスト版を手にする田中心透さん=鳥栖市の弥生が丘小

生き物の不思議に夢中

■田中心透(こと)さん(12)弥生が丘小6年

 鳥栖市の田中心透(こと)さん(12)=弥生が丘小6年=は、昨年の県児童生徒理科作品展で、メダカの体色の研究で知事賞を受賞した。5年生のときに続き、メダカの研究で2年連続知事賞受賞の快挙だ。
 幼い頃から生き物が大好きで、鬼ごっこをしていても虫を見つけたら、鬼にタッチされるのも構わずにじーっと見入ってしまうような子どもだった。
 4年前からメダカを飼い始めた。一昨年、祖父の友人からいろんな色のメダカをもらったのを機に、メダカの色について実験し、メダカに四つの色素胞があることを知った。すると、体色の違うものを交配したらどんな体色になるのか、と新たな疑問が芽生え、その謎に迫ったのが6年生での研究だ。
 産卵期は朝5時に起きて水槽に張り付いて観察した。下校後は夜11時ごろまで懐中電灯とルーペを手に、針の先ほどの細い稚魚をスケッチし目が痛くなったことも。研究成果は模造紙40枚に得意の絵や写真を使い、カラフルにまとめた。
 遊ぶ時間もないが、「研究は自由時間と同じものと考えています。勉強より楽しいし」。将来の夢は「生物研究者。生き物の不思議をどんどん解明していきたいなあ」。


<エール>根底に生き物への愛情

 弥生が丘小教諭・田中由紀さん
 5年生の1学期のある日、自主学習用のノートに約4ページにわたってまとめられた実験が、こんなにも深い研究になるとは思ってもみませんでした。でも、日頃の探究心、観察力、論理的思考力からすると当然のことでした。素晴らしいのは、根底に生き物への愛情があふれていることです。これからも小さな生き物たちの声に耳を傾け、さまざまな研究に取り組んでください。応援しています。

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