唐津くんちの曳山やお城の絵が上手な西隈駿君=唐津市高島の高島小

作品の缶バッジ大人気

■西隈駿(しゅん)君(9)高島小3年

 全校児童5人の高島小学校。3年生の西隈駿(しゅん)君(9)は「絵が上手な子」で知られる島の有名人だ。唐津くんちの曳山(やま)が得意。県や市のコンクールで優秀作品に選ばれるだけでなく、数々の作品を缶バッジにして島の文化祭で販売すると大人気。200個が飛ぶように売れた。
 4歳ぐらいから色鉛筆を手に曳山の絵に夢中になった。「最初は親が描いた絵に色を塗り、そのうち自分で描き始めて。今はただ『すごいなあ』と見守るだけです」と母の亜津美さん(31)。小学生になると、唐津城などお城も画題に加わった。2年生では正面や真横だけでなく、斜めから見た構図で捉え、曳(ひ)き子も登場させるようになった。
 記憶を頼りにしていたのが、昨春、「見て描きたい」と写真を手本に。その時の鯛曳山は特徴を的確に捉え、缶バッジでも人気だった。今は写真と自分の手元に交互に視線を移しながら、A4サイズの紙に1日3枚ほど描いて帰る。
 ユネスコ無形文化遺産の登録を機に、ほかのお祭りの山笠もレパートリーになった。「色を塗るのが楽しいし、曳山は獅子の形が好き。もっと上手になりたい」
 


<エール>将来の仕事につながれば

 担任の岩野佳代さん(51)
 絵は日に日に上手になっている。学校では時間があれば、机に向かっている。駿くんの世界が広がるかもしれないと、コンクール向けのときは少しだけアドバイスをすることもある。でもいつもは花を描きなさい、人の顔を描きなさい、とは言わず、描きたいものを描いている。今は彼自身からわき出てきているのが分かる。今のまま絵を極めて、将来の仕事につながるようになってくれればと思う。

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