3月にニューヨークの映画祭に出展される「葵色百葉 WAKE-UP!!」の原作・脚本・主演を務めた永瀬葵さん(左)。右は作品で共演した愛純百葉(あすみ・ももは)さん=小城市

演技派の女優を目指す

■永瀬葵(あおい)さん(14)三日月中2年

 小城市の永瀬葵(ながせあおい)さん(14)=三日月中2年=は、中学1年の秋、何気なく頭に浮かんだショートストーリーを絵コンテに仕上げ、脚本も手掛けた。その後、プロの映像作家・江口寛武さんらの監修のもと自ら主演となり、5分間のショートムービー「葵色百葉 WAKE-UP!!」が完成。昨年9月、東京で開催された第4回映画少年短編映画祭に応募し、勝ち抜き選で決勝まで残り上位5位に入賞。俳優賞を受賞した上に、今年3月に開催される「ニューヨーク市国際映画祭」への正式出展が決まった。
 「世界で一番有名な都市で、わたしの演技を各国の人が見るなんて夢みたい」
 作品は「夢落ち」を繰り返すシンプルなストーリーだが、女子中学生の等身大の姿と、夢と現実の間を行き来する“ふわっ”とした演技が評価された。
 幼い頃から大のテレビ好き。画面から伝わる華やかな世界にあこがれ、小学5年生から福岡県の芸能事務所に所属し、演技力を磨いた。最近では地域アイドルユニット「NEO☆学院」のメンバーの一人として活躍している。
 演技派の女優を目指すとともに、映像作品制作の夢も捨てきれない。
 「今のうちから苦労を買ってでも東京へ行き、激しい競争の中でガチな表現力を身に付けたい」と、視線は常に先を見据える。
 


<エール>光る何かがあった

 映像作家 江口寛武さん(47) 永瀬葵さんが小学生5年生のとき、わたしのドキュメント作品に出演してもらい、そのときから、演技力を含め光る何かがあった。今回のショートムービーは5分とかなり短いが、大人には柔軟に発想ができない永瀬さんらしいクリエーティブが想像以上に発揮されている。地域のアイドル活動を含め、永瀬さんには佐賀発のエンターテインメントの底力を全国に見せつけて、故郷に活力を与えてほしい。

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