県知事賞になった耐震実験をまとめた作品と耐震実験の装置を紹介する満原愛翔君=武雄青陵中

揺れ吸収する建物追究

■満原愛翔(かなと)君(14)武雄青陵中3年

 「条件を一つずつ変えてデータを取っていくと、何かが見えてきて結論につながっていく」と研究の楽しさを話す。地震の揺れを吸収する建物の構造の研究を始めて3年。白石町の満原愛翔(かなと)君(14)=武雄青陵中3年=は、「佐賀県児童生徒理科作品展」の中学の部で2年連続で最高賞の知事賞に輝いた。
 小学4年の時、「いつまでも揺れてるブランコができないか」といろいろ考え、5年の時に「揺れる物同士をくっつけると揺れを抑えることができる」と気づいた。そんな研究が、熊本地震をきっかけに本腰を入れた地震と建物の研究の素地になった。
 地震には初期に小さく揺れるP波と、その後に大きく揺れるS波がある。揺れを吸収して建物を守る制御装置にも二つの波に対応する仕組みが必要と考え、建物に見立てた装置で実験を繰り返し、水やスプリングなどを使って揺れを吸収する建物を考えた。
 「うまくいかないことは何度もあったけど、成功したときの達成感がいいし、失敗から多くのことが学べた」と振り返る。
 理科が得意だが、音楽やピアノ、歴史も好きで「物を覚えることが好きかな」。将来は「そんな自分が生かせる科学者になりたい」。
 


<エール>万人の役に立つ科学者に

 同級生・末永潤成さん(14) 一度決めたらとことんやるところがすごい。地震研究の耐震装置も毎年変わっていった。自分で考えていろんなものを見つけ出してくる。
 同じ科学部で同じクラス。温厚で明るく、一緒にいて楽しい人。仮面ライダーの話をすると次々に歴代のライダーが出てきて尽きない。記憶力がいい。
 いろんなことを追究し、万人の役に立つ成果を出す科学者を目指して頑張れ。

このエントリーをはてなブックマークに追加