得意のバックハンド。「目の前の1点にこだわる」と話す本村凜子さん

目の前の1点に集中

■本村凜子(りこ)さん(15)鹿島西部中3年

 「足りないのは攻めの気持ち。強く打ち返していきます」。さっぱりとした笑顔を見せる鹿島市の本村凜子(りこ)さん(15)=鹿島西部中3年=。今月15日から開かれる全日本卓球選手権大会(一般女子シングルス)に佐賀県代表として挑む。サーブの構えに入ると表情が一気に引き締まった。
 卓球を始めたのは3歳の時。「覚えてないですけどテレビで活躍する福原愛ちゃんを見て『やりたい』って言ったらしいです」。家族のサポートを受け環境が整う福岡や鳥栖まで通い、毎日4時間練習する。
 得意のバックハンドでラリーに持ち込み、粘りの卓球でポイントを重ねる。県中学総体は3連覇。九州選手権大会は優勝を果たした。「もう少しで勝てるとか、絶対に思わないようにしている。目の前の1点だけに集中する」が信条。安定した強さを支えるルーティンもある。「試合の時は必ず同じタオルで前日は家の掃除。それからコーンスープが必須ですね」と笑う。
 勉強が好きで将来の夢は「高校の英語の先生」。高校進学後も卓球を続け、全国の強敵に挑み上位を狙う。「やるからには勉強も卓球もちゃんと自分が納得いくまで」。意欲十分に語る目は真っすぐ前を向いていた。


<エール>全力尽くす姿勢に感心

 鹿島西部中女子卓球部顧問・舩底聡一さん(58) とにかく妥協しない。全力を尽くすことが当たり前になっていることに感心します。九州大会でも結果を残す佐賀の希望のような存在です。学業をおろそかにすることなく、文武両道で頑張っているのもすてきです。これからも限りない可能性に挑戦してください。応援しています。

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