有田の歴史や文化を観光客に紹介する大串理加さん。クイズなどを取り入れ、聴衆を引き込んだ=有田町の陶山神社

有田ファン増やしたい

■大串理加(りか)さん(12)曲川小6年

 焼き物の町・有田の名所を小中学生が案内する「まちなか案内ジュニア隊」で、5年生から活動している有田町の大串理加(りか)さん(12)=曲川小6年。有田焼の歴史や磁器製の鳥居の由来などを、30人を超える団体ツアー客にも物おじせずによく通る声で説明。クイズなどを交え、観光客を引き込んだ。
 「町のことをいろいろと調べるのが楽しかった。勉強になったし、なにより来た人に有田のことを知ってファンになってもらいたかった」と振り返る。予定していた場所以外でも、前年の経験を生かして対応し、ジュニア隊を企画した有田観光協会から感謝された。
 読書家で学校も認める「歴女」。学校や町の図書館で歴史の本を読みあさり、大人も舌を巻くほどの知識を持つ。特に興味があるのが幕末期。「当時の人がどんなことを考えていたのかもっと知りたい」と話す。発達障害関連の本を読んだことから、将来は「学校の先生になり、困っている人たちの助けになりたい」と夢を描く。
 4月からは中学生。「部活や勉強で忙しくなりそう。でも、時間ができれば町の案内を続けたい」。歴史と文化が息づく町の魅力が多くの人に伝わることを期待している。
 


<エール>みんなのリーダー役

 有田観光協会専務理事・山口睦さん(54) まちなか案内ジュニア隊2年目で、みんなのリーダー役。お客さんの誘導の仕方を提案するなど、自分で考え、動いてくれたので助かった。ガイドでも、お客さんを引きつける工夫を随所にしてもらい、大串さんを囲む輪から笑いが漏れることもしばしばだった。剣道もやっていてまさに文武両道。これからも「町が好き」という気持ちを忘れずに、有田の良さをアピールしてください。

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