佐賀工―国学院久我山 後半、トライを決める佐賀工・小〓琢登=花園

 第97回全国高校ラグビー大会第4日は1日、東大阪市の花園ラグビー場で3回戦8試合があり、佐賀県代表の佐賀工は国学院久我山(東京第2)とのBシード対決に15-29で敗れ、6年ぶりの8強入りはならなかった。

 前回大会準優勝でBシードの東海大仰星(大阪第2)は同じBシードの秋田工と27―27で引き分けたが、トライ数で上回り、準々決勝に進出。2連覇を狙う東福岡や京都成章、桐蔭学園(神奈川)のAシード勢もベスト8に進んだ。Bシードの日本航空石川は石川勢初の8強進出。報徳学園(兵庫)はノーシード勢で唯一8強入りした。

 抽選の結果、3日の準々決勝は桐蔭学園―京都成章のほか、日本航空石川―東福岡、東海大仰星―報徳学園、大阪桐蔭(大阪第1)―国学院久我山の組み合わせとなった。

■国学院久我山29―15佐賀工

 佐賀工は序盤のリードを守れず、国学院久我山との接戦を落とした。

 佐賀工は前半7分、SO仲西海人のPGで先制。同10分には右サイドを抜け出したFB松本純弥がトライを決めてリードを広げた。しかし、11分と20分にトライを奪われて逆転されると、25分にもゴール前のモールを押し込まれた。

 9点を追う後半は、開始6分に相手のトライを許した。15分にはCTB小〓琢登がインターセプトから中央突破して追い上げたが、終盤28分に追加点を許して力尽きた。

■相手FWの圧力と決定力

 ノーサイドの笛が鳴るまで楕円(だえん)形のボールを必死に追い続けたが、無情にも時間だけが過ぎていった。6大会ぶりの8強入りを目指した佐賀工は、東京第2代表の国学院久我山に15-29で敗戦。同じBシードを相手に幾度となく攻め込んだが、FWの圧力と決定力で差を付けられた。

 前半3分、SO仲西海人のPGで先制。さらに10分には、けがで初戦の2回戦を欠場したFB松本純弥がトライを決めて絶好のスタートを切った。しかし、直後の11分、自陣ラックからボールを奪い返されて失点。20分には逆転トライを許して劣勢に回った。

 佐賀工FW陣はモールを組み、何度も前進を試みたが、その度に相手FWに押し戻された。高校日本代表候補を並べたバックス陣も決定力を欠き、前半だけで7度あったターンオーバーを生かすことができなかった。

 「相手の圧力が想像以上だった」と仁位岳寛監督。36年連続出場、24大会連続初戦突破という伝統は守ったが、それでも目標の8強入りには届かず、涙で花園を後にした。

 ▽3回戦

国学院久我山 29{19-10 10-5}15 佐賀工

このエントリーをはてなブックマークに追加