2回戦・佐賀東―日章学園 前半、先制ゴールを決める佐賀東のFW中里知己(右)=西が丘

 サッカーの全国高校選手権第3日は2日、東京都の味の素フィールド西が丘などで2回戦16試合が行われ、佐賀県代表の佐賀東は日章学園(宮崎)に1-4で敗れ、2年連続の16強入りはならなかった。2連覇を狙う青森山田、前回大会準優勝の前橋育英(群馬)や全国総体覇者の流通経大柏(千葉)、富山第一などが勝ち上がった。

 佐賀東は前半、FW中里の得点で先制したが、前後半ともに2点ずつを失った。

 青森山田は草津東(滋賀)に5-0で完勝。前橋育英は飯島の4得点などで初芝橋本(和歌山)を5-0で退け、流通経大柏は大分西を3-0で下した。富山第一は東福岡に1-0で競り勝った。

 3回戦は3日に実施される。

■日章学園4―1佐賀東

 佐賀東は先制したものの、日章学園の素早い攻撃を止められず4失点を喫した。

 佐賀東は前半5分、FW中里の2試合連続ゴールで幸先良く先制したが、9分に日章学園に追い付かれると、19分にも1点を献上した。

 反撃を期す佐賀東は後半、主将のMF江頭を投入。前線に人数を掛ける攻撃を見せたが、相手のスピードあるカウンター攻撃を防げず失点し、さらにPKを決められた。

 終了間際に中里が左足を振り抜いたが、バーを直撃し、得点はならなかった。

■中里の先制弾実らず

 持ち味のパスサッカーを発揮し、開幕試合を制した勢いをぶつけたものの、一度失った流れを引き戻すことはできなかった。佐賀東は日章学園によもやの4失点。後半からピッチに立った主将のMF江頭弘太は「相手の素早いカウンター攻撃を止めきれなかった」と悔しがった。

 立ち上がりは上々だった。前半5分、FW中里知己が中盤からのロングボールに抜け出し、相手GKとの1対1を制した。だが、直後に反撃を食らった。9分、ボールをつないで攻め上がる際に生まれたほころびを突かれて同点とされると、19分にもカウンター攻撃から逆転を許した。

 後半、選手たちは流れを変えようとリスク覚悟で攻撃陣の枚数を増やしたが、中盤の起点となる江頭らが徹底マークに遭った。素早く寄せられ、速攻からさらに引き離された。

 昨年1月、チームは宮崎県でキャンプ中のJ1川崎と練習試合をし、プロのパスサッカーを体感した。「君たちはもっとうまくなれる」。選手から受けた言葉を信じ、最終ラインから細かくつないでゴールを奪うスタイルを磨き上げてきた。

 2年連続の16強には届かなかったが、「この仲間とここまでこれて幸せだった」と江頭。「東高のサッカーはミスを恐れたらできない。先生を信じ、勇気を持って続けてほしい」と後輩に思いを託した。

このエントリーをはてなブックマークに追加