ハンドボール成年男子で躍進が期待されるトヨタ紡織九州レッドトルネードの酒井翔一朗(中央)=2日、神埼市の神埼中央公園体育館

トヨタ紡織九州―豊田合成 後半、相手の厳しいマークを受けながらも奮闘するトヨタ紡織九州のCB金東〓(吉を横に二つ並べる)(中央)=愛知県の豊田合成アリーナ

トヨタ紡織九州-湧永製薬 日本リーグ初出場を果たしたトヨタ紡織九州のLB朴永吉=広島県の湧永満之記念体育館

 県内唯一の実業団ハンドボールチームでトップリーグに参戦しているトヨタ紡織九州レッドトルネード(神埼市)。3季連続8位からの巻き返しを期す2017-18年のシーズンは、序盤こそ出遅れたものの、昨年11月に韓国代表のLB朴永吉(パク・ヨンギル)を加え、守備力の強化に手応えをつかみつつある。

 チームの主軸で日本代表として20年の東京五輪出場を狙うPV酒井翔一朗と韓国代表のCB金東〓(吉を横に二つ並べる)(キム・ドンチョル)、LB朴にリーグ終盤戦に向けた思いを聞いた。

 -8月末のリーグ開幕から失点が多く、苦しいゲームが続いた。

 酒井 金の加入で得点力は大きく伸びたが、序盤に採用した攻撃的な守備システムがうまく機能しなかった。

 金 チームを勝たせることができず、申し訳なさとともにストレスを感じていた。ただ、朴の加入で少しずつだが結果も出始め、気持ちの面で楽になった。

 -チームは4勝3分け12敗の7位。上位に食い込むために何が必要か。

 酒井 まずは手応えのある守備で選手全員が自分の役割をしっかりと果たすことが大切だ。自分も日本代表で学んでいることをチームに還元していきたい。

 朴 コンディションがまだまだで、日本と韓国の審判の違いに戸惑うことも多い。しかし、これからチームメートとのコミュニケーションを図っていけば、もっとプレーの質が上がると確信している。

 -終盤戦を迎えるリーグ戦は2月から再開する。

 酒井 (上位4チームによる)プレーオフ進出は逃したが、それでも全力を尽くしたい。ひとつ上のレベルで戦うには自分を含めた日本人選手のレベルアップが必要だと感じる。金と朴に頼るのではなく、二人から技術を盗むくらいの意気込みを普段の練習から見せていきたい。

 金 チームを上のレベルに引っ張り上げることが自分と朴の役割だ。連係を密にして、チームの勝利に貢献したい。

 さかい・しょういちろう ゴール前で競り負けない力強さがあり、日本代表でもポストプレーヤーとして活躍する。チーム加入4年目の25歳。188センチ、110キロ。右利き。大阪府出身。

 キム・ドンチョル スピードを生かしたパス、フェイントに加え、自ら切り込んで得点も取れるプレーが持ち味。韓国代表でCBやLBを務める。176センチ、83キロ。右利き。28歳。

 パク・ヨンギル 高い身体能力を生かした鋭いカットインと守備が武器。韓国軍チームやSKホークスで活躍し、昨年7月の日韓戦にも出場した。183センチ、85キロ。右利き。28歳。

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