熊本空港の滑走路を利用して離陸するオスプレイ=2017年12月13日、熊本県益城町

<諫早湾干拓>解決への道筋見通せず

 国営諫早湾干拓事業(長崎県)の開門問題は、有明海の漁業者らと国の間で法廷闘争が続き、国が開門を命じた福岡高裁確定判決を履行せずに、昨年4月、開門しない方針を明確にしたことで対立が先鋭化している。福岡高裁の訴訟では和解協議が再び行われる可能性が出てきたが、解決に向けた道筋は依然として見通せない。
 国が確定判決の勝訴原告の漁業者に制裁金の強制執行をしないよう求めた訴訟で、福岡高裁は2月26日に結審する意向を示している。審理の中では漁業者側弁護団と国の双方とも「和解による解決が望ましい」との考えを示し、結審後に長崎地裁に続く本格的な和解協議が見込まれる。
 17年4月の開門差し止めを命じた長崎地裁判決を確定させないために原告弁護団が申し立てた「独立当事者参加」についても、福岡高裁は「そろそろ判断していきたい」との考えを示している。国は開門しない代わりに創設する有明海再生の基金の経費に関し、18年度当初予算案への計上を見送っている。

<玄海原発>3、4号機が春に再稼働へ

 1月に予定されていた九州電力玄海原発3号機の再稼働は、神戸製鋼所の製品データ改ざん問題を受け、部品の安全性確認のため2カ月延期された。3号機は3月、4号機は5月の再稼働を目指している。運転開始から37年を迎える2号機を廃炉にするか、再稼働するかも焦点となる。
 昨年12月には広島高裁が高裁段階では初めて、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転を差し止める仮処分を決定した。玄海原発では佐賀地裁が昨年6月に運転差し止めを認めず、住民らが福岡高裁に即時抗告した。阿蘇山からの距離は玄海と伊方は同程度で、今後の司法判断にも注目が集まる。
 青森県六ケ所村の再処理工場の稼働見通しが立たない中、再稼働すれば玄海の使用済み核燃料の貯蔵プールは5年ほどで満杯になる計算。「3・11」前に九電は燃料の間隔を狭めて保管量を増やす「リラッキング」を申請していたが、新規制基準に合わせた「やり直し」が必要とみられ、空冷式の乾式貯蔵施設建設と合わせて再稼働後に検討が本格化する。

<2018年の佐賀>

【1月】
  21日 嬉野市長・市議選投開票(14日告示)
  28日 第71回東西松浦駅伝
【2月】
  11日 小城市議選投開票(4日告示)
  11日~3月31日 佐賀城下ひなまつり
  16~18日 第58回郡市対抗県内一周駅伝
  18日 みやき町議選投開票(13日告示)
  24日 サッカーJ1サガン鳥栖開幕戦
  25日 鹿島祐徳ロードレース
【3月】
  17日 肥前さが幕末維新博覧会開幕(~19年1月14日)
      県立美術館新装開館
  18日 さが桜マラソン
  25日 吉野ヶ里町長・町議選投開票(20日告示)
  31日 西友佐賀店閉店
   未定 玄海原発3号機再稼働
   未定 西九州道の唐津伊万里道路が全通
   未定 九州新幹線長崎ルートで全線フル規格化など試算公表
【4月】
   1日 国民健康保険新制度開始
      県立高校再編で新しい「白石」「鹿島」「嬉野」「厳木」スタート
      県立高校学習用パソコン貸与始まる
      県内初の児童心理治療施設「好学舎」開所(唐津市)
   3日 米クルーズ客船が唐津寄港
   8日 武雄市議選投開票(1日告示)
      有田町長・町議選投開票(3日告示)
  14日 諫早湾干拓堤防閉め切りから21年
  14日 熊本地震発生から2年
  15日 伊万里市長選投開票(8日告示)
      神埼市長・市議選投開票(8日告示)
  22日 鹿島市長選投開票(15日告示)
  29日~5月5日 有田陶器市
【5月】
  3~5日 九年庵一般公開
   21日 仏クルーズ客船が唐津寄港
    未定 玄海原発4号機再稼働
    未定 鹿島ガタリンピック
【7月】
   5日 九州北部豪雨から1年
  15日 九州花火大会(唐津市)
  22日 佐賀空港へのオスプレイ配備要請から4年
  28日 佐賀空港開港20年
【8月】
   8日 玄海町長任期満了
【今秋】
   米国から自衛隊オスプレイ納入
【10月】
  下旬 伊万里トンテントン祭り
  31日~11月4日(予定) 佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
  未定 キモノプロジェクト・ファッションショー(唐津市)
【11月】
 2~4日 唐津くんち
  11日 唐船城築城800年式典(有田町)
  中旬 囲碁サミット(鹿島市)
     上峰町町制施行30年
【12月】
   8日 祐徳稲荷神社お火たき
   月末 九州グリコ佐賀工場閉鎖

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