御神矢でブリの表面をなぞる草場昭司宮司=佐賀市の佐嘉神社

 佐賀県佐賀市の佐嘉神社で31日、新年の開運を願う伝統行事「鰤祭(ぶりさい)」が開かれた。魚市場や鮮魚店から奉納されたブリ16匹を祭壇に供え、商売繁盛や五穀豊穣(ほうじょう)を願った。

 神事では、草場昭司宮司が包丁に見立てた御神矢でブリに切れ目を入れる「調理の儀」の後、参列した水産業者らも玉串を奉納して豊漁を祈願した。佐嘉神社の責任役員で窓乃梅酒造社長の古賀釀治さん(69)は「新年は10代藩主鍋島直正命名の蔵として、明治維新150年を盛り上げていきたい」と語った。

 鰤祭は佐賀藩祖鍋島直茂が文禄・慶長の役の朝鮮出兵から伊万里港に帰陣した際に、船に躍り上がったブリを見て「武威(鰤)が上がった」と喜んだことに由来するという。

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