1回戦・佐賀東-関東第一 後半、ヘディングで競り合う佐賀東・都渡倭(右)=駒沢

 独特の緊張感が漂う大舞台にも全く動じることはなかった。1万2千人の観衆が見つめる中、開幕試合に臨んだ佐賀東は、ここ一番の勝負強さを発揮して2得点。全国総体8強の関東第一(東京B)に完封勝ちした。蒲原晶昭監督は「選手たちは冷静に戦ってくれた」とうなずいた。

 佐賀東は、関東第一の攻撃陣のスピードに乗ったドリブル突破を球際激しく防御。自陣から正確にパスをつなぎ、徐々に相手ゴールに肉薄した。

 後半6分、中央のMF江頭弘太が右サイドのDF山田昭汰にロングパス。山田がゴールラインぎりぎりまで駆け上がって供給したクロスを、タイミングよく詰めたFW中里知己が頭で押し込んだ。

 「いいボールだったので、合わせるだけだった」と中里。24分にはCKのこぼれ球に反応したDF都渡倭(やまと)が豪快にミドルシュートを決め、ダメを押した。

 2年連続10度目の出場で、前回大会で初の16強入り。中里ら3年生は、蒲原監督が掲げる「日本一」の目標を胸に必死に練習を重ねてきた。大会前、「楽しんでプレーしたい」と話した選手たちは、言葉通りにピッチで躍動し、上々のスタートを切った。

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