(6)えひめ国体、県勢4種目V

 

 10月に愛媛県を主会場に開かれた「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」で、佐賀県勢は3競技4種目で優勝を果たした。バレーボール成年女子の久光製薬スプリングス(鳥栖市)は、若手中心のチーム構成ながら抜群の粘りを見せて5年ぶりの優勝。リーグ戦に弾みを付けた。
 レスリングはグレコローマン成年男子85キロ級の角雅人(自衛隊体育学校)と同少年男子60キロ級の小柴亮太(鳥栖工高)が初の頂点。セーリング少年女子420級の鶴田希生・中山由菜組(唐津西高)も栄冠をつかんだ。
 天皇杯順位(男女総合得点)は3年連続の43位。6年後の佐賀国体に向け、選手の発掘や強化育成、指導体制の確立が求められる。


(7)神埼清明、新体操全国V

 

 山形など3県で開かれた全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体」で、新体操男子団体の神埼清明が4年ぶり5度目の優勝を飾った。インターハイの佐賀県勢の優勝は全競技を通じて2年ぶりとなった。
 大会1カ月前、力技の要だった3年生がメンバーから外れたため、演技構成を大きく変えて1、2年生6人で臨んだ。見せ場は高さのあるタワーを1人が飛び越えるパフォーマンス。飛び越す選手がV字開脚するなど、派手な演出で観衆を一気に引きつけた。
 南東北総体の優勝は新体操男子だけ。レスリング男子個人60キロ級の小柴亮太(鳥栖工)が準優勝し、柔道男子個人60キロ級の豊島我空(佐賀商)が3位入賞した。

 

(8)早稲田佐賀初の甲子園

 

 全国高校野球選手権佐賀大会で開校・創部8年目の早稲田佐賀(唐津市)がノーシードから勝ち上がり、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。
 佐賀大会は準決勝までにシード4校全てが姿を消す波乱の展開となった。早稲田佐賀はエース森田直哉、2年安在悠真の両左腕が躍動。右腕松隈晴基も併せた継投で最少失点で勝ち進んだ。準決勝・佐賀工戦は7失点と打ち込まれたが、決勝は立て直し、鳥栖を6-1で下した。
 甲子園は九州対決となった。早稲田佐賀は聖心ウルスラ(宮崎)のエース戸郷翔征を打ちあぐね、四回までに5失点。七回に森田直哉の左前打を皮切りに4連打で2点を返したが、後続を断たれ、2-5で敗れた。甲子園初勝利の目標は後輩たちに受け継がれた。

 

(9)サガンU-15全国2冠

 

 8月に北海道で開かれた中学生世代のクラブチーム日本一を決める「第32回日本クラブユースサッカー選手権U-15大会」で、サガン鳥栖U-15が初優勝を飾った。
 大会には全国9地区の予選を勝ち抜いた48チームが出場。鳥栖は予選を2勝1分けで通過し、決勝トーナメントではJ1クラブのユースを次々と撃破した。
 また、鳥栖は今月28日まで東京都などで開かれた高円宮杯第29回全日本ユースサッカー選手権大会でも優勝。うれしい今季二つ目のタイトル獲得となった。

 

(10)大和中女子 剣道日本一

 

 佐賀市の県総合体育館が会場となった8月の全国中学校体育大会剣道競技で、女子団体に出場した大和(佐賀市)が35年ぶり2度目の日本一に輝いた。
 昨年準優勝で全国大会の地元開催に燃える大和は、チームの総合力で勝ち上がった。決勝は前回覇者の燕(新潟)と再び対戦。副将戦を終え、勝者数で1-2と追い込まれたが、大将の古川寛華が起死回生の2本勝ち。チームが奪った本数で相手を上回り、悲願の頂点に立った。このほか男子団体の三瀬、同個人の小栁総司(浜玉)、女子個人の立花愛莉(大和)がいずれも5位となり、敢闘賞を受賞した。


次点・ひらまつ病院、ニューイヤー駅伝へ

 

 11月の九州実業団毎日駅伝でひらまつ病院(小城市)が8位に入り、佐賀県勢として全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)への初出場を決めた。旭化成やトヨタ自動車など大企業がひしめく中、医療・福祉法人が挑戦するのも初めて。
 ひらまつ病院は創部7年目で、4度目の挑戦での悲願達成。チームには今季、日本学生個人選手権5000メートルで4連覇を達成した中西拓郎(福岡大卒)、15年のニューイヤー駅伝にプレス工業(神奈川県)から出場し、1区2位の力走を見せた梶原有高らが加入。競争が活発化し、チーム力が一気に跳ね上がった。

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