(1)DeNA宮崎、濵口が大活躍

日本シリーズ佐賀ん魂

 

 プロ野球セ・リーグのDeNAに所属する佐賀県出身の2選手が大活躍した。内野手でプロ5年目の宮崎敏郎(29)=厳木高出身=は初の規定打席到達で首位打者とベストナインを獲得。投手で1年目の濵口遥大(22)=三養基高出身=は10勝を挙げ、新人特別賞に輝いた。
 宮崎は今季、5番・三塁でレギュラーに定着し128試合に出場。巧みなバットコントロールで打率3割2分3厘をマークした。8月22日の広島戦では筒香、ロペスとの3者連続本塁打でサヨナラ勝ちにつなげるなど、勝負強い打撃が光った。

 

 濵口は神奈川大から今季加入した。4月2日に初先発を飾ると、前半戦で6勝をマーク。7月に左肩を痛めてオールスターは辞退したが、復帰後は持ち味の速球と切れ味鋭い変化球を武器に白星を重ねた。
 2人はクライマックスシリーズに続き、ソフトバンクとの日本シリーズでも躍動。第4戦では宮崎が先制本塁打を放ち、濵口が八回1死まで無安打に抑える好投でシリーズ初勝利を挙げた。


(2)緒方・広島、辻・西武が好成績

来季は2人で頂上決戦

 

 県出身の指揮官2人が2017年のプロ野球を盛り上げた。就任3年目の緒方孝市監督(鳥栖高出身)が率いる広島は37年ぶりのリーグ2連覇を達成。就任1年目の辻発彦監督(佐賀東高出身)は西武を昨季4位から2位に引き上げた。
 広島は開幕戦で敗れた後に破竹の10連勝でスタートダッシュに成功。通算成績は88勝51敗4分けで、2位阪神に10ゲーム差を付けてペナントレースを圧倒した。緒方監督は「2年連続で優勝するというのは本当にすごいこと。それを選手がやってのけた。頼もしい」と賛辞を贈る。
 西武は通算成績79勝61敗3分けの2位で、4年ぶりにAクラスに返り咲いた。ルーキーの源田ら若手を積極的に起用した辻監督は「チームとして成長できた」と手応えを示す一方、「まだここまでかなという感じも。最後まで勝ち抜けなかった課題はある」と語り、優勝を目指す決意を新たにしている。


(3)デフリンピック競泳

金持がメダル7個

 

 7月にトルコで開かれた聴覚障害者の国際大会デフリンピックの競泳で、唐津商高出身の金持(かなじ)義和(23)=大阪体育大大学院2年、エイベックス所属=が躍動し、銀メダル4個、銅メダル3個を獲得した。
 金持は前回大会(2013年)の50メートル背泳ぎで世界新記録(当時)を樹立。同種目はその後世界記録保持者となった米国人選手に及ばず3位だったものの、日本競泳チームの中心としてリレーを含む7種目に出場し、全種目でメダルを獲得した。金持は帰国後、「またトレーニングを積んで金メダルを目指したい」と3度目のデフリンピックに意欲を示し、健聴者と戦うジャパンオープンや日本選手権出場を目標にレベルアップを図ることを誓った。

(4)サガン鳥栖奮闘8位

 

 サッカー・J1サガン鳥栖は、今季リーグ戦を13勝8分け13敗(勝ち点47)の8位で終えた。2年目のマッシモ・フィッカデンティ監督の指揮の下、ホーム戦で圧倒的な強さを発揮し、リーグ3位タイの11勝。昨季から順位を三つ上げる奮闘ぶりを見せた。
 主力選手の負傷離脱や海外移籍で選手起用に苦心したが、常に中位をキープし続けた。攻撃陣ではMF原川力やFWビクトル・イバルボら新戦力が躍動。1年目のFW田川亨介ら若手の成長も目を引いた。
 守備陣ではGK権田修一が年間を通して安定したコーチングを披露。DFキム・ミンヒョク、チョン・スンヒョンらが粘り強く相手の攻撃を封じた。
 ホームゲームの平均入場者数は1万4194人で昨季を1500人以上上回り、過去最高となった。

(5)久光製薬バレー、開幕15連勝

 

 10月に開幕したバレーボール女子のプレミアリーグで、久光製薬スプリングス(鳥栖市)が開幕15連勝と圧倒的な強さを見せている。2016~17シーズンは2位で終えており、選手たちは2年ぶりの王座奪還に燃えている。
 チームは石井優希、新鍋理沙、岩坂名奈ら日本代表の主力に加え、入団2年目の今村優香や将来のエース候補と期待されている加藤光ら若手が躍動。米国代表でリオ五輪に出場した新戦力のフォルケ・アキンラデウォも抜群の決定力を示している。
 昨秋、中田久美監督が日本代表監督に内定し、酒井新悟監督が引き継いだ。就任2年目の今季はリーグ戦開幕前のえひめ国体で5年ぶりに優勝した。
 一方、前人未到の6連覇が懸かった全日本選手権は準々決勝でフルセットの末、デンソーに惜しくも敗れた。

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