多彩な攻撃でベスト8以上を目指す佐賀商=佐賀市の同校

粘り強いレシーブを武器に3年連続の全国大会に挑む清和=佐賀市の同校

■県勢飛躍へ 打て、つなげ

 第70回全日本バレーボール高校選手権大会は1月4日、都道府県の代表男女各52校(東京3校、北海道、神奈川、大阪は各2校)が参加して開幕する。佐賀県代表は3年連続30度目の男子・佐賀商と、3年連続11度目の女子・清和が出場。清和は4日の1回戦で盛岡誠桜(岩手)と対戦し、佐賀商は5日の2回戦で大塚(大阪)-北海道科学大高の勝者とぶつかる。大会を前に両校の戦力を紹介する。

【男子】

■佐賀商・攻撃多彩てこ入れ奏功

 打点の高いセンター高尾倖輔、ライト中川原将太、レフト野口純の3人のエースを中心に、県総体以降は速攻や時間差攻撃に磨きを掛けてきた。多彩な攻撃でベスト8以上を目指す。

 3人を軸に得点を重ねていくのがスタイルだったが、4月の観桜大会と6月の県総体の決勝でライバル佐賀学園に立て続けに敗れ、攻撃のてこ入れを図った。野中大輔が時間差攻撃、東島正泰が速攻の中心となり、11月の県予選決勝で佐賀学園に雪辱を果たした。

 攻撃の引き出しが増えた分、セッター石橋諒弥の配球がより重要になる。主将でもある石橋は大きな声で仲間を鼓舞し、中村友彦監督から冷静な状況判断力も買われている。リベロの前田涼佑はサーブレシーブが得意で、守備の要を担う。

 過去2大会は善戦及ばず、いずれも初戦敗退。中村監督は「伝統校の誇りを胸に、果敢に相手に向かってほしい」と力を込める。

 監 督 中村 友彦

 選 手  学年身長出身中

◎石橋 諒弥 3 176 上 峰

 前田 涼佑 3 170 塩 田

 野中 慎一 3 174 有 明

 東島 正泰 3 179 城 南

 野口  純 3 178 大 和

 中原 康平 3 180 成 章

 野中 大輔 3 176 三日月

 本村 章伍 3 170 成 章

 岡  拓海 3 172 上 峰

 山本 悠平 2 170 脊 振

 高尾 倖輔 2 187 神 埼

 中川原将太 1 187 鍋 島

 竹中 崇晃 1 180 上 峰

 倉本 武尊 1 170 上 峰

 江崎  大 3 180 基 山

 久野 佑弥 3 170 大 和

 安富 龍大 3 170 大 和

 山口  駿 3 173 城 西

         (◎は主将)

【女子】

■清和・球際に強さまず1勝を

 鍛え抜いた球際の強さと県内屈指の高さを武器に県大会で3連覇。全国1勝に照準を合わせる。

 先発唯一の3年生で主将の小林恭子がチームの中心。セッター対角として安定感のあるプレーで2年生をけん引する。

 ミドルブロッカーの江藤綾香は県内一を誇る178センチの高さが武器。昨夏以降に急成長した山口真弓とともにブロックをリードする。得点源となるウイングスパイカーはタイプの違う2枚に期待。川内愛以は力強い攻撃で相手ブロックをはじき、技巧派の上畑美璃弥は切れのあるスパイクが持ち味。大型セッター南里くるみを起点に得点を積み重ねたい。

 チームは6月の県総体で準優勝。目標としていた全国総体3年連続出場を逃した悔しさをバネに、厳しい練習を乗り越えてきた。2年生中心の若いチームに、野中健志監督は「伸びしろはまだ十分ある。試合の日まで一日一日強くなれる」と期待を寄せる。

 監 督 野中 健志

 選 手  学年身長出身中

◎小林 恭子 3 166 三日月

 平田 鈴乃 3 151 田 代

 馬場 利緒 3 152 田 代

 藤田 真衣 3 161 三日月

 川内 愛以 2 170 武 雄

 南里くるみ 2 170 三日月

 山口 真弓 2 172 武雄北

 渕上 明莉 2 172 西有田

 江藤 綾香 2 178 牛津

 上畑美璃弥 2 165 白光(福岡)

 山田 真奈 2 161 東与賀

 千葉 理緒 2 154 芦刈

 古川 知奈 2 157 東与賀

 丸岡 夕莉 1 170 諸富

 尾形  瞳 2 167 多久中央

 安西 真輝 2 165 広川(福岡)

 千竃 安未 2 158 川副

 木谷 花梨 2 164 南波多

         (◎は主将)

【大会展望】

■男子・鎮西(熊本)中心に混戦

 全国高校総体優勝の鎮西(熊本)を中心に混戦模様。鎮西は鍬田、水町のエース対角が強力。順当なら、初戦の2回戦で大型選手がそろう埼玉栄と対戦する。優勝候補の一角だった前回はリズムをつかめず初戦で敗れただけに、大会への入り方も重要だ。

 総体4強の習志野(千葉)は身長195センチの上條が攻撃とブロックの要。前回の決勝を戦った駿台学園と東亜学園(ともに東京)は場数を踏んだ選手が多い。堅守と多彩な攻撃が持ち味の大村工(長崎)、総体準優勝の開智(和歌山)にも力がある。

■女子・東九州龍谷(大分)が軸

 女子 総体覇者の東九州龍谷(大分)、国体優勝の大阪の主力を占めた金蘭会(大阪)が軸となりそうだ。東九州龍谷は身長183センチのエース中川が攻守の柱。脇を固める平山らの攻撃も強力だ。順当ならば準々決勝で強力アタッカー東谷を擁する強豪の八王子実践(東京)との対戦が予想される。

 経験豊富な林が引っ張る金蘭会はシードがなく、実力校の文京学院大女(東京)と1回戦でぶつかる。エース石川を擁して3連覇を狙う下北沢成徳(東京)、総体2位の誠英(山口)、攻撃力の高い上坂がいる福井工大福井も上位を狙う。

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