実演が披露される田中久重製作の「文字書き人形」(久留米市蔵)

 「からくり儀右衛門」の異名があり、佐賀藩とも関係が深い幕末・明治の技術者田中久重が製作したからくり人形の実演が1月2、3の両日、久留米市六ツ門町の久留米シティプラザで開かれる。久重製作のからくり人形は国内で5体しか確認されておらず、実際に動く姿が見られる貴重な機会となる。

 久重は久留米藩出身で、京や大阪、江戸などでからくり興行を実施し、大成功を収めた。その後、佐賀藩に招かれ、精錬方や三重津海軍所などで活躍。国産初の実用蒸気船である「凌風丸」製造にも貢献した。

 今回の実演の目玉は久留米市が7月に購入した「文字書き人形」で、購入後初めて披露される。書ける文字は「寿」「松」「竹」「梅」の4文字で、いずれもめでたく正月にぴったりの文字。同市が以前から所有していた「弓曳き童子」も併せて実演される。

 また7日には文字書き人形の精巧なレプリカの実演もある。実演時間はいずれの日も午前11時と午後2時の2回。事前申し込みなどは不要。問い合わせは同市文化財保護課、電話0942(30)9322。

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