植樹式に臨んだ(左から)栄城野球倶楽部の永淵洋三名誉会長、吉岡幸一郎会長、松尾敏実校長、元プロ野球選手の永尾泰憲さん、田中克明関東支部長=佐賀市の佐賀西高グラウンド

 佐賀中学OBで日本野球界の発展に大きく貢献し、野球殿堂入りを果たした伊丹安廣氏(1904~77年、香川県生まれ)の没後40周年顕彰植樹式が29日、佐賀市の佐賀西高であった。関係者や同校野球部員、同OBらが伊丹氏をしのび、一つの球に真剣に立ち向かう「一球無二」の精神を受け継いだ。

 伊丹氏の野球殿堂入りを記念し1978年に建てられた「一球無二」の記念碑の横に、高さ約2メートルのキンモクセイが植えられた。「謙虚」や「気高い人」などの花言葉を持ち、故人をしのぶ記念樹にふさわしいとされる。

 植樹式では、栄城野球倶楽部の吉岡幸一郎会長(68)が「(伊丹氏は)栄城野球部の礎を築いた大先輩。今後も野球部のさらなる発展に期待する」とあいさつした。

 伊丹氏は選手として佐賀中学、早稲田大、都市対抗などで活躍した。佐賀西高野球部のユニホームの「EIJO」は、伊丹氏が主将時代に考案した。高校野球は校名や校章以外のマークが禁止されているが、伝統を理由に例外として認められている。

 同高野球部の山本晃誠主将(17)は「野球部の伝統を感じ、ますます頑張ろうという気持ちが強くなった」と語った。

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