町立病院の民間移譲問題について町議会一般質問で答弁する水川一哉大町町長(前)

 杵島郡大町町の町立病院民営化問題で水川一哉町長は8日、新武雄病院(武雄市)への経営移譲の是非について来年1月中には判断する考えを明らかにした。

 町議会一般質問を終え、佐賀新聞社の取材に答えた。水川町長は町議会で「来年3月売却という考えか」と質問を受けた。「売却と決定はしていない」とした上で、医師を派遣している佐賀大が年度途中での経営形態変更には対応できないと話していることを説明し「3月をめどに話を進めていくということ」と述べた。

 水川町長は取材に「佐賀大だけでなく関係者が対応する時間を考えると是非の判断のリミットは1月中だろう」と話した。

 移譲の条件としている診療所開設や診察内容については「町の考えを示さないと交渉できず、内容は詰まっていない」と語った。「条件が整えば移譲する」という内容で合意した上で条件交渉を進展させる考えを示し、「移譲はあくまで条件次第」と強調した。

 一般質問では規模を縮小して病棟を建て替える案の検討も求められた。病床数を60床から40床程度に減らし、耐震基準を満たす一部の建物を生かす案に対し、水川町長は「建設費7億円というが、解体費や設計費、測量費、医療機器購入費などは入っているのか」と疑問を呈した。その上で「補助金の活用などで4億円超が交付税として戻ってくるとしているが、病院事業債などを考えても4億円もの戻りは望めないのでは」と指摘し、否定的な考えを示した。

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