「挑戦するには勇気が必要。みんなも夢を諦めずに周りを説得し、応援してもらえるようになってほしい」。先日、東脊振中であった講演会。西九州大2年で車いすテニスプレーヤーの大谷桃子さんは、自身の体験を紹介しながら生徒たちに優しく語りかけた。

 大谷さんは高校までテニスに熱中。卒業後はスポーツトレーナーを目指して専門学校で学んでいたが、突然右足が動かなくなり車いす生活に。将来を思案する中で「車いすテニスとの出合いに救われた」という。

 昨冬、車いすテニスで世界を目指している人がいると聞いて取材した。ただ、初対面ということもあって取材中、ほとんど笑顔を引き出せなかった。あれから1年。今年は国際大会を含めて5回の優勝を飾り、充実感もあるのだろう。すごく笑顔が増えたように思えてこちらもうれしくなった。

 競技歴は1年7カ月とまだ浅いが、リオデジャネイロ・パラリンピック銅メダルの上地結衣選手に次ぎ、国内ランク2位まで上り詰めている。目標は東京パラリンピックで金メダルを取ること。3年後、大谷さんの最高の笑顔が見たい。

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