熱心に床下をのぞき込んで鑑定を体験する受講者ら=佐賀市大和町の和

 佐賀市兵庫北の佐賀市シルバー人材センターは26日、会員を対象に古材鑑定士の育成講座を開いた。建築士や大工などの経験を持つ会員8人が福岡県新民家推進協会の指導で材木の知識を学び、現地で実際の鑑定を体験した。

 古材は築50年以上の古民家に使われる木材。受講者らは材木の種類や特徴などを学び、築約200年の古民家を利用した飲食店「和(やわらぎ)」に移動した。雨漏りの有無や築年数などを記入する調査票を手に屋内外を巡り、協会の指導員による解説に耳を傾けながら鑑定を体験した。

 同センターでは平均年齢71歳の会員約850人が、庭木の枝切りなどの仕事をしている。職種の拡大につながればと、初めて同講座を開いた。同協会の山口和大会長は受講者に「新築の家や飲食店などから古材の需要は増えている。古い家をただ取り壊すのはもったいない」と呼び掛けた。

 参加した元大工の島崎守さん(75)=佐賀市=は「今日一日で全て学ぶのは難しい。何度も指導を受けて、知識を積み重ねたい」と意欲を示していた。

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