ノリの冷凍網を張り込む漁業者=佐賀県沖の有明海

 日本一を誇るノリ産地・佐賀県沖の有明海で、養殖ノリの冷凍網の張り込みが27日、始まった。未明から繰り出した漁業者は網を次々と支柱に取り付け、15季連続日本一に向け改めて気を引き締めていた。来年1月5日ごろから摘み取りが始まる。

 張り込みは午前0時に解禁され、沿岸の各漁港から出港した漁業者は沖合で箱船に乗り換えて作業。2人1組となり芽が3~5センチに伸びた段階で冷凍庫に保管していた網を手際よく支柱に取り付けていった。約30万枚を張り込む予定。

 県有明海漁協によると、水温は一部で既に10度を下回り、年末年始も冷え込みが予想されるという。江頭忠則専務理事は「水温が低いと成長は伸び悩むが、良質なノリが採れるので品質には期待している。一部の海域では栄養塩不足が続いている。いい方向に好転していけば」と話した。

 秋芽ノリの販売枚数は4億8493万枚、金額は74億3923万円で、平年より販売枚数は少なかったものの、高品質を維持して単価は上々だった。漁協は今シーズン全体の目標を19億枚、228億円としている。冷凍ノリの初入札は1月16日。

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