実証実験の中間報告を受け、議論する地方協議会の委員=佐賀市の第二合同庁舎

 トラック運送業者の労働環境改善について議論する地方協議会(座長・荒牧軍治佐賀大名誉教授)は20日、佐賀市で第7回会合を開いた。本年度に始めた実証実験の経過報告で、荷物を積み込む際の「荷待ち時間」などで運転手の拘束時間が13時間を超えた結果が示され、長時間労働の実態が改めて明らかになった。

 生活用品大手メーカーの鳥栖工場から、広島県内への製品輸送の状況をまとめた。荷物の種類が多い上、行き先ごとに分けて積み込むため3時間近い荷待ち時間が発生した。改善策として、荷主側が配送先や配送時間に合わせてあらかじめ荷物を選別しておくことなどが示された。

 国土交通省は7月、長時間労働の要因となっている荷待ち時間を乗務記録に残すことを義務化。悪質なケースに対しては国交省が是正を勧告できるよう規制を見直している。

 地方協議会は県内の運送業者や荷主企業、運輸局、労働局など22人で構成。18年度に長時間労働を抑制するためのガイドラインを策定する。

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