正月をテーマにした作品が並ぶ会場=佐賀市本庄町の高伝寺前村岡屋ギャラリー

 佐賀県在住のグラフィックデザイナーによる25回目の「お正月を遊ぶ」展が、佐賀市本庄町の高伝寺前村岡屋ギャラリーで開かれている。同展を始めた故池田勝利さんを含め17人が正月をテーマにした立体や平面の作品約40点を並べ、デザイナーの子どもたちも小さな展覧会を催す。1月7日まで(1日は休み)。

 正月やえとから発想を得た、自由な作品が並ぶ。小松大介さん(有田町)はアニメや映画に登場する犬の形状を単純化して幾何学的なデザインに昇華させた。森永昌樹さん(小城市)の「正月のかたち」は、天井から垂れ下がる紅白のオブジェ。竹ひごを通したひもを組み合わせ、直線と曲線の入り交じる空間で目を奪う。池田さんの作品は村岡屋で今も使われている包装紙の原画もあり、会期中に作品を入れ替える。新人4人を新たに迎え、代表の江口扶美雄さん(73)は「作品数も増え、ますます刺激になる会になった」と話す。

 子どもたちの作品では、野田みち子さん(小城市)の娘さつきさん(10)が、4つの羽子板にアクリル絵の具で十二支をあしらった作品を出展。動物を積み重ねて串団子を模したものや、絵の具のチューブから動物がひねり出される様子を描き、自由な世界を展開する。さつきさんは「絵を見ることで自分の考えを見つめられる、楽しい作品がたくさんある」と笑顔を見せていた。

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