新しい台座を迎え、玄関前に設置されたカノン砲=佐賀市の佐賀城本丸歴史館

 佐賀城本丸歴史館(佐賀市)に展示されているカノン砲の鉄製模型に台座が新調され、26日に設置された。1977年製造の砲身もさびを取って塗装し直し、輝きを取り戻した。多くの観光客が歩く本丸の鯱(しゃち)の門前に配置し、来年の明治維新150年と幕末佐賀藩の科学技術を広くアピールする。

 砲身は江戸佐賀藩邸にあったカノン砲を復元したもので、長さ約3・2メートル、最大直径約50センチ、重さ約2・5トン。復元を担当した東亜工機(鹿島市)が無償でのさび取りと塗装を申し出た。重さ約4・8トンの鉄製台座は、薩摩藩や長州藩の大砲を参考に田中鉄工所(佐賀市)が製作した。

 本丸歴史館の南里昌芳学芸員(49)は「佐賀藩の科学技術の象徴である大砲を多くの人に見てほしい。地元の企業が関わることは、技術の伝承としての意味もある」と話す。

=明治維新150年=

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