趣のある家具が集まる展示会場。手で触れて木の味わいを確かめる来場者もいる=佐賀市の県立博物館

 県内家具メーカー7社の創作家具を集めた「第7回諸富家具コレクション」が佐賀市の県立博物館で開かれている。角張った端材を縁にして見栄え良く仕上げた鏡や、数種類のいすを組み合わせてベンチにもなるアイデア品が展示され、斬新な発想で家具の新しい使い方や楽しみ方を提案している。入場無料。11日まで。

 普段の展示会と違って芸術品として手掛けた作品が多い。「風神雷神」を彫り込んだりした収納棚もその一つで、洋風の木材に和の趣を取り入れた。天板のガラスの内側に玉砂利を敷き詰めて日本庭園を映し出したテーブルもある。

 腕時計や眼鏡、スマートフォンなどを飾る台など小物も充実。来館者は「木の見せ方一つで、こんなに表情が変わるなんて」と感心していた。

 特別展示として、独学で45年間刻字に取り組む織田独灯(どくとう)さん(本名・良範)や、県立産業技術学院生の作品も。ノミや彫刻刀で丁寧に彫り進めた織田さんの刻字は見応えがあり、木目を生かして着色した独創的な作品もある。

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