全国高校駅伝は24日、京都市の西京極陸上競技場発着のコースで行われ、第68回の男子(7区間、42・195キロ)は佐久長聖(長野)が2時間2分44秒で9年ぶり2度目の優勝を果たした。4人が区間1位の走りを見せ、6区でトップに立つと、最終7区でもリードを広げてゴールした。

 2連覇を狙った倉敷(岡山)は1分27秒差の2位。仙台育英(宮城)が3位に入った。

 佐賀県代表の鳥栖工は1区の西久保遼が11位、3区のエース森智哉が区間9位、アンカー杉彩文海が同7位と力走したが、徐々に後退し、2時間7分33秒で18位だった。

 第29回の女子(5区間、21・0975キロ)は、仙台育英が歴代2位の1時間6分35秒をマークし、23年ぶり3度目の頂点に立った。2区でケニア出身の留学生、エカラレが自らの区間記録を更新する快走で先頭に立ち、その後も独走した。

 長野東が1分6秒差の2位で、昨年優勝の大阪薫英女学院が3位。佐賀県代表の清和は序盤から出遅れ、1時間13分45秒で38位だった。

若い力で雪辱

 佐久長聖は4人が区間賞を獲得し、昨年優勝を明け渡した倉敷に1分27秒差をつける完勝で雪辱を果たした。強力な留学生を擁する難敵に対し、若い力が躍動。高見沢監督は「一人一人が力を出し切ってくれた」と選手をたたえた。

 1区でエースの中谷が厳しいマークに遭い、十分な貯金をつくれなかった。だが、2区の服部が誤算を補い「展開を受け止めて冷静に走れた」と3キロ区間で倉敷との差を広げた。13秒差で追う形となって迎えた6区では、鈴木が逆転。下り坂で「一気に突き放そう」と仕掛け、逆に18秒差をつけて優勝を引き寄せた。

 服部、鈴木に5区の富田を加えた3人が1年生だ。高見沢監督は「こんな頼もしい選手があと2年いるかと思うと心強い」と目尻を下げた。

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