まるまる太ったフグをいけすから移し、出荷作業に追われる養殖業者=伊万里市波多津町

 養殖トラフグの国内有数の産地である伊万里湾で、出荷作業がピークを迎えている。伊万里市波多津町の漁港では、艶やかで丸々としたフグがいけすから網ですくい上げられ、都市部へ向かう大型の活魚車に移されていた。

 養殖フグは隣の長崎県松浦市が全国1位の生産量を誇り、波多津町でも3軒の漁業者が手掛けている。松本一成さん(41)が経営する松本水産は10月から年明けにかけて4万匹を出荷し、忘年会シーズンたけなわの今が一番忙しいという。

 伊万里湾では今年の夏、赤潮で養殖魚が打撃を受けた。フグは下関や北九州では「福」の意味を込めて「フク」と呼ばれており、松本さんは「来年は福多き年にしたい」と話していた。

 松本水産ではフグを調理した贈答用も扱っている。問い合わせは電話0955(25)0134。

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