多久市立病院と小城市民病院の統合を検討している両市は、新病院の設置場所を選定する調査費をそれぞれ2018年度当初予算案に計上することが22日、関係者への取材で分かった。新設候補地を絞り込む手続きを進めた後、両市長が参加する協議会を発足させる見通し。

 両病院の関係者によると、病院統合に関し小城、多久両市を含めた4者で7月から協議を始めた。協議会設置の前に候補地を選定する作業を進めるため、コンサルタント会社に調査を委託することを確認した。新年度に専任職員を両市に配置する方針。候補地は両市議会に同時に提案し、承認を得て決定する手順も了承したという。

 多久市側の関係者は「国の補助金の条件は、21年3月末までに着工しないといけないが、スケジュールにとらわれることなく小城市側と慎重に進めたい」と話す。小城市側も「民間病院とのすみ分けが大事。小児科や産婦人科など不採算部門も取り込み、地域医療の機能が発揮できる場所を見極めたい」と説明する。

 16年度の収支決算は、多久市立病院が2903万円の経常損失に対し、小城市民病院は2566万円の経常利益を計上した。

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