準々決勝・トヨタ紡織九州-大崎電気 前半、シュートを放つトヨタ紡織九州のPV酒井翔一朗=大阪市中央体育館

 成長した姿を随所に見せたが、それでも王者を乗り越えることはできなかった。トヨタ紡織九州レッドトルネードは連覇を狙う大崎電気に2点差で惜敗。後半の追い上げも及ばず、今季最後の公式戦を笑顔で締めくくることはできなかった。

 前日の3回戦でシュートミスが続き、格下の福岡大に辛勝したチームはこの日、きっちりと修正してゲームに臨んだ。韓国代表のCB金東〓(吉を横に二つ並べる)(キム・ドンチョル)、LB朴永吉(パク・ヨンギル)を中心に一本一本のシュートを確実に決めて接戦を演じ、守備でもGK岩下祐太が再三の好セーブ。練習で繰り返してきた素早い攻守の切り替えも奏功し、後半だけで6度追い付く粘りを見せた。

 ただ、後半19分に金が2分間の退場になると状況は一変した。ここぞとばかりに畳み掛けてくる相手の怒濤(どとう)の攻撃について行けず、わずか3分の間に一気に7点差に。終盤再び追い上げる意地を見せたが、王者を慌てさせるまでには至らなかった。

 「金と朴に頼りっきりでないチームにならないといけない」と石黒将之監督。残りのリーグ戦を見据え、チーム力の底上げを課題に挙げた。

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