角雅人

 レスリングの全日本選手権第3日は22日、東京・駒沢体育館で男女の計10階級の決勝などが行われ、佐賀県関係では、男子グレコローマンスタイル87キロ級に出場した鳥栖工高出身の角雅人(自衛隊体育学校)が優勝した。女子は55キロ級で向田真優(至学館大)が昨年の53キロ級に続いて優勝した。リオデジャネイロ五輪48キロ級覇者の登坂絵莉(東新住建)は50キロ級の初戦を突破したが、左脚を故障している影響で棄権した。

 男子はフリースタイル74キロ級で、世界選手権70キロ級銅メダルの藤波勇飛(山梨学院大)が初優勝した。79キロ級の高谷惣亮(ALSOK)は74キロ級を含めて7年連続7度目の日本一。リオ五輪57キロ級銀メダリストの樋口黎(日体大)は65キロ級の2回戦で敗退した。

 2020年東京五輪で採用する階級区分、試合方式を適用しており、各階級の決勝までを2日間で実施している。

 =決勝成績=

 【男子グレコローマンスタイル】

 ▽87キロ級

角(自衛隊)2―1岡(自衛隊)

■国際舞台へ弾み

 男子グレコローマンスタイル87キロ級は、鳥栖工高出身の角雅人(自衛隊体育学校)が2014年の同80キロ級に続き、2度目の頂点に立った。

 決勝は、自衛隊体育学校の先輩で10月のえひめ国体で初めて破った岡太一と対戦。互いに手の内を知り尽くした相手で攻め手を欠き、第1ピリオドは0│1とリードを許したが、第2ピリオドで取り返して2│1の逆転勝ち。「最後まで粘り強く攻め抜くことができた」と振り返った。

 自衛隊体育学校に入って6年目の23歳。レベルが違う先輩たちに追いつくために血のにじむような努力を重ねてきた。今季はこれで同クラスの絶対的王者・岡に公式戦2連勝。「この優勝を励みに、国際大会に向けて一層の努力をしたい」。さらなる高みを見据えた。

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