「電気は大量にためることができず、使う分だけ発電している」と説明する麻生恵美さん(左奥)=神埼市のJAさが神埼千代田支所

電気の特徴を説明する麻生恵美さん(左)と参加者ら=神埼市のJAさが神埼千代田支所

 九州電力佐賀支社の女性社員でつくる理解活動チームが開く出前授業の参加者が、累計で1万人を突破した。日本のエネルギー情勢や家庭でできる省エネ・節電など参加者の関心の高いテーマに焦点を合わせて実施し、女性の視点を生かした授業は、結成から5年間で約350回に上る。

 

 チームはエネルギーのことをもっと身近に感じてもらおうと2013年に結成。営業や技術、事務などの女性社員46人で県内の婦人会や女性サークルの集まりに出向き、草の根活動を続けてきた。

 19日に神埼市で開かれた授業には約30人の女性たちが参加した。同支社の麻生恵美(めぐみ)さん(42)らが講師となり、日本のエネルギー自給力や消費量などを説明。冷蔵庫の温度を季節ごとに設定することや、10秒開けて閉めると元の室温に戻るのに30分かかるため整理整頓することなどをアドバイスした。授業を受けた白水深雪さん(80)は「エネルギーのことは一人一人が考えないといけない。冷蔵庫の開閉は気をつけたい」と話した。

 麻生さんは「顔が見えないと言われていたのが少しずつ身近に感じてもらえるようになった。人づてにつながってきた活動が今後も広がっていけば」と笑顔を見せた。

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