菊芋とヒマワリの種を使った菓子を開発した西九州大の学生ら=みやき町役場

菊芋とヒマワリの種を使った焼きドーナツとフロランタン=みやき町役場

 みやき町が栽培に力を入れる菊芋(キクイモ)を使った菓子の開発に取り組んでいた西九州大の学生が21日、同町役場を訪れ、末安伸之町長に完成報告した。学生たちは完成までの苦労や菓子の特徴などを説明し、「おいしい物ができた」と笑顔を見せた。

 

 訪れたのは「食品の創製ゼミナール」の授業を選択した同大健康栄養学科3年の6人。同授業は学生がプロデューサーとなり、地域の生産者や企業と協力しながら、新商品を開発するのが目的で、今回は菊芋と同町山田の観光ひまわり園にちなんだヒマワリの種を使い、町内の菓子店「クルール・ド・銀月」と協力して取り組んだ。

 学生は2チームに分かれて4月から試作を重ね、フロランタンと焼きドーナツを完成させた。フロランタンは菊芋のチップとヒマワリの種を上に乗せ、食感豊かに仕上げた。焼きドーナツは菊芋パウダーを使い、ヒマワリの種を生地に加えてアクセントにした。

 菊芋にはイヌリンという多糖類が含まれ、血糖値を下げる効果が期待できる。ただイヌリンは温度が160度を超えると機能性が損なわれることから、両品とも通常より低い160度で焼き上げ、菊芋の機能性を保持した。

 報告会で試食した末安町長は「菊芋の甘さとヒマワリの食感がとてもいい。みやき町の特産品として売り出し、ふるさと納税の返礼品としても使いたい」と高評価。フロランタンを開発した金嶽奈々さん(20)は「血糖値を下げる効果が期待できるので、糖尿病で甘い物が食べられない人にも食べてもらえるのでは」と話した。

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