順調な仕上がりで悲願の入賞を目指す鳥栖工

昨年のタイムの更新と20位台を目指す清和

 男子第68回・女子第29回全国高校駅伝競走大会は24日、京都市の西京極陸上競技場を発着点に男女各47校が争う。佐賀県勢は男子が8年連続42度目の鳥栖工、女子は3年連続5度目の清和が出場。女子(5区間21.0975キロ)は午前10時20分、男子(7区間42.195キロ)は午後0時半にスタートする。大会を前に両チームを紹介する。

■男子 自己新次々、入賞へ上げ潮 鳥栖工

 登録選手10人中6人が県大会以降に5000メートルの自己ベストを更新し、上り調子で都大路に挑む。2時間6分を切り、悲願の入賞を狙う。

 1区(10キロ)は県大会、九州大会ともに1区を担った西久保遼が走る。5000メートルの自己ベストは14分21秒で県大会から13秒短縮。10位台前半を目標に据える。2区(3キロ)は県総体1500メートルを制した主将の三俣友作、スピードのある高瀬桂が候補に挙がる。

 3区(8・1075キロ)は5000メートル14分15秒のエース森智哉。昨年はアンカーで、8位入賞に14秒及ばなかった雪辱に燃える。4区(8・0875キロ)はけがで九州大会出場を見送った山崎諒介が復帰。5区(3キロ)は積極性がある1年の佐々木亮輔か、県大会、九州大会で走った3年の吉野絵が担う。

 6区(5キロ)は股関節の違和感から県大会、九州大会の出場を見送った武藤圭汰か、九州大会でアンカーの戸高健斗。7区(5キロ)は勝負強く大崩れしない1年の杉彩文海に任せる。

 昨年を含めて過去7年間で9位が4回と、あと一歩のところで入賞を逃している。古川昌道監督は「挑戦的な走りができれば、おのずと入賞が見えてくる」と語る。

 監督 古川 昌道

  選 手  学年 5000メートル  出身中

◎三俣 友作 3  14分43秒 浮羽(福岡)

 森  智哉 3  14分15秒 有明

 戸高 健斗 3  14分39秒 三輪(福岡)

 吉野  絵 3  14分41秒 福岡城南

 西久保 遼 2  14分21秒 鍋島

 武藤 圭汰 2  14分33秒 城東

 高瀬  桂 2  14分41秒 学業院(福岡)

 山崎 諒介 2  14分46秒 城東

 杉 彩文海 1  14分29秒 吉井(福岡)

 佐々木亮輔 1  14分39秒 壱岐(福岡)

(◎は主将)

 

■女子 エース復帰粘り20位台を 清和

 力のある1年生が入ってチーム内の競争が活発化し、互いに刺激し合って力を高めてきた。けがで県大会出場を見送ったエース大久保麻紀が復帰し、前回大会でマークしたチームベスト1時間12分59秒の更新と20位台を目指す。

 1区(6キロ)は3年連続で大久保麻が担う。3000メートルの自己ベストは9分45秒で力強いピッチ走法が持ち味。復帰戦となった九州大会は4区(3キロ)でチーム最高の区間順位を出し、復活をアピールした。

 2~4区は県大会でエース不在の穴を埋めた1年生トリオがたすきをつなぐ。カーブがある2区(4・0975キロ)は位置取りやペース配分がうまい山口遥。折り返しのある3区(3キロ)は大久保麻に次ぐ3000メートル9分52秒のスピードを持つ山下藍、下りで勢いに乗りたい4区(3キロ)はストライドが伸び、後半に強い山下花音がそれぞれ担う。

 5区(5キロ)は負けん気が強い渡辺夕奈がラストを飾る。

 序盤に20位台に入り、そのままゴールまで順位を守る粘り強さが求められる。樋渡朋子監督は「準備は十分にできた。あとは笑顔でたすきをつないでほしい」と選手たちに期待を寄せる。

 監督 樋渡 朋子

  選 手  学年 3000メートル  出身中

◎松田 智美 3  10分14秒 城西

 大久保麻紀 3  9分45秒 城東

 辻  恵理 2  10分6秒 武雄

 渡辺 夕奈 2  10分15秒 大和

 大久保菜々 2  10分16秒 城東

 山下  藍 1  9分52秒 嬉野

 山下 花音 1  10分7秒 筑紫野南(福岡)

 山口  遥 1  10分13秒 青嶺

■レース展望

【男子】佐久長聖(長野)軸に

 高水準のレースが期待される。中心となるのは予選会で最速タイムを記録した佐久長聖(長野)だろう。エースの中谷は夏の総体、10月の国体の5000メートルでいずれも日本人トップ。最長1区で本領発揮となれば主導権を握れそうだ。

 連覇を狙う倉敷(岡山)や、昨年7位に沈み3連覇を逃した世羅(広島)も雪辱へ戦力が充実している。

 1万メートルでトップのタイムを持つ田沢を擁する青森山田や、東農大二(群馬)にも上位に食い込む力がある。

【女子】大阪薫英女が安定

 大阪薫英女学院の安定感が際立つ。竹内や村尾ら昨年の優勝メンバーに加え、戦力の底上げも行ってきた。エースの高松も健在で、予選会では大会新記録を樹立した。初の連覇へ視界は良好だ。

 予選会で唯一、1時間7分台をマークした仙台育英(宮城)が競り合うか。神村学園(鹿児島)は留学生に加え、2年の平田にも注目だ。昨年2位の西脇工(兵庫)は3000メートルで日本人最速タイムを持つ田中の出来が鍵となる。全国4度優勝を誇る豊川を破って初出場を決めた光ケ丘女(愛知)も台風の目となる可能性がある。

このエントリーをはてなブックマークに追加