地銀再編について見解を述べた佐賀銀行の陣内芳博頭取=福岡市の佐賀銀行福岡本店

 新潟県が地盤の第四銀行と北越銀行の経営統合計画を公正取引委員会が承認したことに関して、佐賀銀行の陣内芳博頭取は21日、「これなら大丈夫という一つのラインができた」と受け止めを語りつつ、「(公取委の審査基準が)欧米の基準と同じである点に違和感がある」と見解を示した。

 福岡市で開いた定例記者会見で質問に答えた。

 公取委は統合後に県内の貸し出しシェアが高くなる場合、容認しない方針。陣内頭取は「人口が減って経営環境が厳しさを増す中、その切り口でいいのか。例えば、競争の土俵を北部九州ぐらいで見ていいのではないか」と指摘した。日本は先進国では例を見ないほど人口減少が進んでいる点を強調し、「(人口が増え続ける)欧米と同じ基準でいいのかという疑問がずっとある」と懸念を示した。

 公取委が詳細な審査が必要として統合が無期限の延期となったふくおかフィナンシャルグループと長崎県が地盤の十八銀行に関しては「今後の展開がどうなるか分からない。(佐賀銀行が関わるかは)現時点では頭の体操しかしていない」と述べるにとどめた。

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