佐賀市中の館町の赤松小で18~20日の3日間、4年生の3クラスを対象にした「がん教育」の授業があり、児童は医師らの話に耳を傾けた。がんに対する正しい知識を持ってもらうためにがん患者らが自らの体験を語るボランティア「がん教育支援員」も初めて教壇に立ち、児童が闘病話に「すごい」と声を上げる場面もあった。

 佐賀県医療センター好生館の佐藤清治副館長と同小児科の稲田浩子小児科部長が、医師の立場からがんについて話した。がん啓発予防などに取り組むNPOクレブスサポートの養成講座を修了した「がん教育支援員」の宮地智寿子さん、進藤和美さん、荒木さとみさんらもデビューとなる授業に臨み、自身の体験談を語った。

 稲田部長はバランスの取れた食生活や体に異常があれば早めに受診するなどがんを予防するポイントを教え、「予防できることは予防して、起こってしまったことはすぐに解決して」と呼び掛けた。大腸がんを経験した宮地さんは、病院に行くのが怖かったが友人の勧めで受診を決意したことなどを振り返り、「体や心に変調があるときは、すぐ誰かに相談して」と語った。

 児童らは「いろんな気持ちで生きている人がいることを考えて生きていきたい」「命の大切さがわかった」などと講師に感想を伝えていた。

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