夫婦2人展を開いている吉富貞雄さん、文代さん=佐賀市本庄町の高伝寺前村岡屋ギャラリー

 伊万里市に和仁窯をかまえる吉富貞雄さん(65)、文代さん(65)夫婦による「夫婦ふたり展」が佐賀市本庄町の高伝寺前村岡屋ギャラリーで開かれている。貞雄さんは温かみのある象嵌のつぼや皿、文代さんは素朴なタッチで古民家を描いた水彩画などを並べる。24日まで。

 貞雄さんによる象嵌の花器は、つぼの表面をツタの葉をイメージして彫り、色のついた顔料を入れ込んだ。うわぐすりを使わず、ざらざらとした土の温かみを感じられる作品となっている。

 文代さんは長年取り組む「古民家シリーズ」の大作を出展。現存する鹿島市能古見筒口の古民家を描いた。かやぶき屋根の家、広がる空や田んぼを素朴なタッチで仕上げている。四季の移ろいを表現した陶筺作品は、色の濃淡や、精緻な削り出しが光る。

 貞雄さんは「手間暇かける象嵌や陶筺作品は取り組む人も少ない。ぜひ楽しんで」と来場を呼び掛けている。

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