社会貢献者表彰を受賞した県難病支援ネットワークのスタッフ=佐賀市

カブトガニ保護で社会貢献者表彰を受賞した伊万里市の3グループ=伊万里市役所

 社会貢献支援財団(安倍昭恵会長)が功績のあった個人・団体をたたえる「社会貢献者表彰」に、NPO法人「佐賀県難病支援ネットワーク」と、伊万里市でカブトガニを守る活動を続ける3団体が選ばれた。

 県難病支援ネットワーク(三原睦子理事長)は2004年、九州で初めて「県難病相談支援センター」を開設した。2016年度、全国の難病相談支援センターで最も多い6139件の相談を受け、患者や家族への支援を続ける。

 三原理事長は「相談に来られた方が少しずつ生き生きした表情になっていくのが一番うれしい」と話す。その上で10数年間の活動を積み重ねてもなお「当事者の方々に、必要な情報が届いていないことを痛感している」とも。抱える悩みは一人一人異なるため、今後は「訪問支援にも力を入れる」と前を見つめる。

 伊万里市の3団体は、「伊万里市カブトガニを守る会」「牧島のカブトガニとホタルを育てる会」「伊万里高校理化・生物部」。伊万里湾の湾奥部に生息している絶滅危惧種のカブトガニを保護するため、調査研究や産卵地清掃などの活動を協力して行ってきた。

 長年の地道な活動により、1992年には92組だったつがいの数は、近年は毎年400~500組を確認するようになった。2015年には「伊万里湾カブトガニ繁殖地」が国の天然記念物に指定された。

 3団体では最も長い55年の活動歴がある伊万里高校理化・生物部顧問の藤容子さん(43)は「地域の支えがあるから活動を続けることができるし、生徒の成長にもつながっている。地域の人たちに感謝したい」と話した。

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