日本住宅・木材技術センターの規格に認定された製品を手にする溝部五月社長=唐津市千々賀のティムズ販売唐津工場

 唐津市千々賀に唐津工場を置く接合部材製造・販売「ティムズ販売」(東京都江東区、溝部五月社長)の緩み止めボルトが、木造建築物用接合金物を対象にした公益財団法人日本住宅・木材技術センターの規格第1号として認定を受けた。

 同社は唐津市の企業誘致で2011年、唐津工場を設置。ネジ山に独自のスリット(切れ目)を入れ、緩み止め効果を出す「ハイブリッドボルト」で特許を取得している。全国各地で災害が続き、木造建築物の強度に対する関心が高まる中、技術力が評価された。

 木造建築物用接合金物の認定規格は16年6月に制定された。同センターで地震や道路の微振動を想定した加速振動試験を行い、優位性が確認されたとして六角ボルト、羽子板ボルトなど5品目が認定された。

 同社製品の緩み止めハイブリッドボルトは九州新幹線の駅舎や企業ビルの外壁パネルに用いられている。溝部社長(67)は「認定で木造建築物分野でも需要拡大を期待したい」と話す。

 店舗内装を手掛けていた溝部社長は17年前、同社を創業。開発部門は唐津工場に移し、従業員は若手の技術職を中心に9人。年間売上高は約1億5千万円。小口は自社で製造する一方、大量注文は西松浦郡有田町などの協力会社に委託している。

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